マーケティング

【書評】「いちばんやさしいコンバージョン最適化の教本」を読んでCVについて考える

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは!

ECサイトやSNSサービス、企業サイトを運営していると果たして今の状況はユーザーにとって最適なのか?という疑問が必ず湧いてくると思います。

そんな中非常に重要になってくる考え方がコンバージョンです。セッションやPVがいくら上がってもコンバージョンレート(CVR)が下がってしまっては元も子もありません。基本的に広告投資を行えば、セッション・PVは伸ばせるモノなのですが、そうやって連れてきた人達はCVRはそれほど良くなかったり・・・

だからこそCVRをいかに高く保つかが大事なのです。

そこで今回読んだ「いちばんやさしいコンバージョン最適化の教本」がためになります!

非常に分かりやすく、コンバージョンについて教えてくれる内容だったのでこの記事で取り上げていきたいと思います。

Contents

コンバージョンは段階的なもの

コンバージョンとは、Convert:転換の名詞形。元々ユーザーのステータスが変化したことを表す言葉です。ユーザーのステータスが変化するというのは、例えば無料会員→有料会員のような状況。

だから、コンバージョンと聞くと1点での計測を考えてしまうのですが、本来点ではなく線で捉えるべきもの。

すなわちコンバージョンは段階的に発生すると考えるのが良い。例えば、単品系のECサイトなら、最初のトライアル→リピート購入→定期購入。これらをユーザーの行動変容の流れとして、全てコンバージョンと捉えて計測していきます。

コンバージョンはサイトによって違う

コンバージョンをある1点ではなく、線という流れで捉えなくてはいけないのは分かりました。しかし、「その線」をどのように設定するべきでしょうか?

これは正直運営しているサイトによって異なります。先ほどの単品ECサイトならトライアル→リピート購入→定期購入と出来ますが、月額課金サイトなら無料会員登録→有料会員登録→6か月継続利用みたいなコンバージョンの設定の仕方が出来そうです。

ここで大事なのはユーザーのステータスが明らかに変容するところに設定することです。先ほどの例だと6か月継続した人は解約率が著しく下がるというような傾向がみられたとき、6か月継続を一つの目安としてコンバージョンと置くのは正しい選択ですね。

計測可能かつコントロールできるもの

重要な指標なら何でもコンバージョンに設定して良いわけではありません。計測可能かつコントローラブルなものにしましょう!たとえば、自動車メーカーのサイトで、試乗体験が予約できるとします。そして試乗してもらって店舗で購入してもらいます。

サイトの役割としては店舗に送客することなのですが、最終的なコンバージョンは自動車購入だからと、すぐに購入をコンバージョンと考えてはいけません。

そもそも顧客IDが紐づいていないとサイト運営側はコンバージョンを計測不能です。もし計測可能だとしてもコントロールすることは可能でしょうか?確かに悪客を送客しまくって購入してもらえないというのは避けたい事態ですが、基本的にサイトでは試乗予約をコンバージョンと捉えて最適化を目指すべきです。

コンバージョンの改善は広い視野で考える

コンバージョン最適化において良く陥りがちなのが、目的を見失って手段の話ばかりしてしまうこと。木を見て森を見ず状態ですね。

ここのボタンは大きい方が良い、赤い方が良い、などと手段はいくらでも語れますが、何のために行うのか、という大目的は見失わないようにしましょう。

効果測定の方法を明確にしておく

コンバージョンの改善をしよう!とは言っても効果測定ができるようにしておかなくては結局意味がありません。

そして効果が測定できる前提で、果たして改善効果があったのか統計的検定も考えなくてはいけないんですね。

まとめ

ブロガーとしてもデジタルマーケターとしてもコンバージョンはめちゃくちゃ大事!コンバージョンなしでは生きていけないです笑

コンバージョン最適化を考える上で非常に勉強になる書籍でした!是非読んでみてください!

 

 

Amazon Audible (アマゾンオーディブル)
アマゾンオーディブル

忙しくて書籍を読む時間のない、そこのあなた!!

まさにそんなあなたにピッタリのサービスがアマゾンオーディブル!!

アマゾンオーディブルなら好きな書籍が音声で聞ける!今なら無料で1か月で試せるのでぜひ試してみてください!

アマゾンオーディブルについて詳しく見てみる