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ノーベル物理学賞受賞者ファインマンの類稀なる奇抜な発想とその生き様

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こんにちは!
最近著名人がおすすめする本を読んでいるのですが、今回はPayPal創業者ピーター・ティールのおすすめ本である、「ご冗談でしょう、ファインマンさん」のご紹介です!
 
■ご冗談でしょう、ファインマンさん上・下
 
リチャード・ファインマンは、経路積分の功績を讃えられ、ノーベル物理学賞を受賞しました。
量子力学の分野に大きく貢献した人物です。
 
正直、僕自身、物理屋でも数学屋でもないので、経路積分と言われても量子力学と言われてもピンときませんが、それでもこの本は十分に楽しめる内容でした!
 
ファインマンの生き方は常に正直でごまかしがありません。
おかしいと思ったことは相手が誰であろうと言うし、逆に相手が誰であろうと公平に意見を聞きます。
素人だから玄人だからと言う立場は一切関係なく、純粋に科学に対する興味から議論をするのです。
その姿勢は、はたから見たら異様に映る時もあったかもしれません。
 
そんなファインマンですが、いくつかの逸話が残っています。
その中でも僕の特に印象に残っている話をお伝えします。
 
ある難題について権威ある物理学者らで話し合っている時、シュウィンガーというこれまた有名な物理学者が数時間かけて数式展開をし証明しました。
 
しかしなんと、その後ファインマンは黒板に絵を書いて、数分で説明したのです!
しかし、その場にいた他の物理学者はファインマンの言っていることが分からなく、デタラメだと批判したと言うのです。
 
かくいうファインマンも頭の中ではイメージできてもそれを上手く言葉で伝えることはできなかったのです。
 
ファインマンは、昔から純粋に科学を楽しむ少年でした。少年の頃は独学でラジオを修理することができました。
 
また、学校で習う物理学は良く分からなくて、自分で物理学を作り上げていきました。
量子力学も教科書ではなく、自分の言葉で理解し作り上げていきました。
そのため他の科学者と議論するときは、共通言語でない言葉がでてくるので非常に大変だったそうです。
 
このストーリーからもファインマンの常識に囚われない発想と生き方を垣間見ることができますね!
 
下巻の最後の章でファインマンが言っている言葉があります。
「何かしらの圧力や慢心から科学における誠実さを欠いた研究が散見される。権力や地位のためでなく純粋な探究心で科学を楽しむべきだ
 
1人の大学院生としてこの言葉は胸に刻んでおかなければなりません。
生涯、常に科学を楽しみ、探究心を忘れずに生きたファインマンの伝記。非常に良い本でした!
 
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