こんにちは!
今話題の、ビルゲイツ・ウォーレンバフェットが激推ししているビジネス書が「シュードッグ」
■SHOE DOG(シュードッグ)
ナイキ創設者のフィルナイトの青年期からナイキを立ち上げ成長させるまでの伝記です!!
アマゾンの経営学カテゴリーでベストセラー1位を獲得している最高に話題の本です!
アウトドアのショップで働いていてメレル・キーンなどのアウトドアシューズブランドには詳しいつもりなのですが、ナイキ・アディダスなどの大手スニーカーブランドのことは良く知りませんでした。
ナイキは消費者視点で見るとデザインもかっこいいし、履き心地も良いし、多くの人々を魅了しているブランドなのですが、小売店の立場から見ると大きい取引ができるところにしか配下しないような良い意味でも悪い意味でも経営方針が淡泊なイメージでした。
しかし、この伝記を読んで全くイメージが変わった!
そもそもナイキはアディダスやプーマ・ニューバランスなどのスニーカー・スポーツ用品ブランドよりは後釜で、シェアを獲得するためには苦悩の連続があったことを初めて知りました。
スニーカーやスポーツ用品の市場を開拓してきたブランドだと思っていたのは間違い。もちろんナイキの登場で市場が広がったのは間違いないでしょうけど!
アディダスやプーマという巨匠がいる中、誰も注目していなかったちっぽけな代理販売店が今となっては世界中に展開する大人気ブランドです。
どんな内容?
最初はシューズにまつわる話がメインなのかと思っていましたが、メインはリアルな経営の苦悩話。
一緒に戦う仲間を増やしていきながら、倒産スレスレの資金繰りを繰り返し、規模を大きくしていく。
少しばかりグレーゾーンなこともやってきたことを赤裸々に告白しています。
また、日本との関わり合いが深いことにも驚きとともに大きな親近感を抱きました。
フィルナイトが最初に日本で出会って取引を行ったのは現アシックスのオニツカタイガー!
ナイキの前身はオニツカタイガーのアメリカでの販売代理店だったんですね!!
最初はオニツカタイガーの品質の高さに惚れ込んだ小さな代理店が今となっては巨大なスニーカーブランドの巨匠に!
これを見ていただけると分かると思いますが、現在の売上規模の差は歴然です。
どうしたニッポン!!
はじまりのきっかけとなったのがオニツカタイガーなら、その財務基盤を途中から支えてきたのは現双日の日商岩井!
ナイキ誕生には日本の一大メーカーと一大商社の存在があったんですね!
感動した部分
はじめからおわりまで実に臨場感があって読み応えのある本だったんですけど、特に良かった部分を抜粋したいと思います。
❝ビジネスという言葉には違和感がある。一部の人間にとってビジネスとは利益の追求、それだけだ。私たちにとってビジネスとは、金を稼ぐことではない。人体には血液が必要だが血液を作ることが人間の使命ではないのと同じだ。何かを作り改善し、何かを伝え、新しいものやサービスを人々の生活に届けたい。人々により良い幸福、健康、安全、改善をもたらしたい。そのすべてを断固とした態度で効率よく、スマートに行いたい。滅多に達成し得ない理想ではあるが、これを成し遂げる方法は、人間という壮大なドラマの中に身を投じることだ。単に生きるだけでなく、他人がより充実した人生を送る手助けをするのだ。もしそうすることをビジネスと呼ぶならば、私をビジネスマンと呼んでくれて結構だ。❞(by フィルナイト)
ビジネスとは金を稼ぐことではない。
まさにそうです。その通りだと思います。
金を稼ぐことだけを考えているビジネスはいずれ立ち行かなくなると思います。
分かってはいるけど説得力がありますねー!
でもフィルナイトはナイキを経営する上で何回も資金難に陥っていますがなんとか乗り切っています。
もしあと一歩のところで倒産していたなら、ビジネスにおいてお金を稼ぐことは第一優先事項だと言っていたかもしれません笑
とにかく良い本なので経営に関して・ナイキに関して興味のある方は一度読んでみると良いと思います!
ちなみにオススメのビジネス書・自己啓発本を「厳選21冊!年間200冊読んだ中で本当におすすめできるビジネス書!」にまとめているので良かったら見てみてください!
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