マーケティング

リアルなマーケティングが詰まっている!USJを劇的に変えた、たった一つの考え方とは!?

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こんにちは!
ずっと読みたかった本「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」を読みました!
 

Contents

どんな本??

USJは今ではハリポタやハロウィーンイベントなどで連日大盛況ですが、少し前までは赤字体質の破綻間近の企業だったのです。
 
それを変えたのが、P&Gマーケティング部門から来た森岡毅という男
 
その人がどのようにして経営破綻目前だった企業を変革し、日本を代表するアミューズメントパークにしたのか。
 
そのエッセンスがリアルなマーケティングとともに詰まっています。
 
今まで読んだマーケティングの本の中で確実に5本の指に入る良書でした!!
 
将来マーケティングの仕事につきたい学生には絶対読んでほしいです!
 
堅苦しいフレームワークとはなくわかりやすく重要な考え方を教えてくれます。
 
1章〜5章まではマーケティングについて
6章は日本がどのようにマーケティングを取り入れていけば良いか
7章・8章はキャリア
 
の話になっています。
 
どれも素晴らしい内容ですが、マーケティングについて学びたいのであれば1〜5章を重点的に読むべきです。
 
それではいきましょう!
 

「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」重要ポイント

 

消費者視点で考える

タイトルにもなっているUSJを変えたたった1つの考え方とは何なのか。
 
それは
 
消費者視点
 
でものを考えるということです。
 
いや、そんなの当たり前だしうちでもやっているよ!!とおっしゃるかもしれません。
 
しかしそう簡単な話ではないのです。
 

・消費者が喜んでくれそうだと思って作るものと消費者が喜んでくれるものは違う

消費者のことを考えないでビジネスを行う人はほとんどいません。
 
ちゃんと消費者のことを考えているでしょう。
 
ただ、そして作り上げられたものは本当に消費者が喜ぶものでしょうか?
 
USJでは、ベテランのクリエーターが消費者のことを考えて細かいところを作り込んで世界観のあるアトラクションを必死に作り上げようとしていました。
 
しかし、様々なものを作り上げて来たクリエーターとそのようなものに初めて触れることの多い消費者では圧倒的に感情のフックが違う!!
 
このような状況に陥ってしまっている企業は多いようです。
 

・個人の利害関係と企業の利害関係は一致しない

またもう一つ重要な障壁となってくるのが、利害関係の不一致です。
 
個人が考える消費者視点での利害と企業が考える消費者視点での利害は一致しないことが多いです。
 
企業は、様々な個人や部門が考える消費者視点を総合的に見て、全社の最適解を見つけなければならないのです。
 
そしてその決断をしっかりとボトムが実行していってくれるような組織作りが必要になります。
 

ビジネスドライバーを見極めろ!

消費者視点を持った上でどのようにビジネスを加速していくか。
 
そこで登場するのがビジネスドライバーです。
 
マーケターにとって非常に重要な概念であるビジネスドライバー
 
工程管理などの場で使われるボトルネックに近い概念かもしれません。
 
要するにビジネスを左右する重要なファクターのこと。
 
USJは長い間「映画ファン」のためのアミューズメントパークでした。
しかし、それでは客層が狭すぎる。
 
そもそも関西地区は関東地区よりも潜在顧客が少なく、そこから「映画ファン」というフィルターを通してしまうとそもそものパイがない。
 
そこで、コンセプトを「あらゆるエンタメを集めたセレクトショップ」にしました。
 
そうすることで家族連れやカップル、お年寄りから子供まで非常に広い層が楽しめるアミューズメントパークへと生まれ変わったのです。
 
USJにとって重要なビジネスドライバーの1つは客層だったのです。
 

「売れる仕組み」を作るには?

マーケティングとは一言でいうと何でしょうか。
 
それは
 
売れる仕組みを作ること
 
です。
 
僕は個人的にこれに枕詞をつけて「売らなくても売れる仕組みを作ること」だと思っています。
 
では、売れる仕組みを作るにはどうすれば良いか。
 
それは顧客との接点をコントロールすることです。
 
顧客との接点をコントロールするビジネスドライバーは3つ
 
・顧客の頭の中
・店頭
・商品体験
 
この中で最も大事なのは顧客の頭の中!
 
顧客の頭の中に描かれているブランドのイメージをブランド・エクイティーと呼び、そのブランド・エクイティーを競争優位なものにしていく必要があるのです!
 

戦略と戦術の違い

戦略と戦術の違いってなんでしょうか。
 
一見同じような単語ですが、意味は違います。
 
戦略はより大局的な方向性。戦術は戦略を満たすための方法です。
 
それでは、戦略と戦術はどちらが重要でしょうか。
 
当たり前ですね戦略です。
 
それでは以下の4つのうち良し悪しを付けるならどうなりますか?
 
・戦略◯戦術◯
・戦略◯戦術×
・戦略×戦術◯
・戦略×戦術×
 
良い順番に
1.戦略◯戦術◯
2.戦略◯戦術×
3.戦略×戦術◯
4.戦略×戦術×
 
だと思った方がほとんどではないでしょうか。
 
 
実は、
1.戦略◯戦術◯
2.戦略◯戦術×
3.戦略×戦術×
4.戦略×戦術◯
なのです。
 
なぜか。
 
戦略が間違った状態で最良の戦術で走り出してしまうと気付いた時には手遅れ、後戻りできないのです。
わかりやすい例が本に載っているので是非読んでみてください!
 

まとめ

いかがだったでしょうか!
 
非常にわかりやすくて本当にマーケティングの本質を突いている本でした!
 
ここで取り上げたのは一部なので是非本書を読んでマーケティングの本質を吸収してください!!
 
ちなみに
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