サスペンス

「ナイトクローラー」と現代のビジネス社会を対比する!

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こんにちは!
2015年公開の映画「ナイトクローラー」
 
その狂気あふれる世界観が異様だったのでレビューしたいと思います。
 
異様な世界観と共にビジネスの世界を暗に示しているという見方もできます。
 
観たことのない人には是非観て欲しい映画ですね!
 

ナイトクローラーあらすじ

主人公のルイス・ブルームは、異常なまでに成功への執着心と自分への自信がある男。
 
しかし定職はなく、鉄などを盗んで売って稼ぐ生活をしています。
 
そんなある日、ルイスは事故現場に殺到し、状況を動画に収めていくパパラッチの姿を見ます。
これは自分にもできるし、儲かるのではないか?
 
そう考えたルイスは、簡単な機材を購入し、パパラッチとなります。
 
事故現場までいかに早く着き、いかに臨場感のある動画が撮れるかが勝負を分けるパパラッチ。
ルイスは、撮れ高の良い動画を撮るためなら手段を選びません。
 
人間としてあきらかにモラルの欠けた行動をとればとるほど、高値で売れる動画が撮れることに味をしめたルイスの行動はどんどんエスカレートしていきます。
 

現在社会との対比

この映画は「常軌を逸したサイコパスみたいな人間がビジネス社会で成り上がる皮肉を暗に示している映画」だと見ることができます。
 
現にルイスは破滅することなく成功を手にして物語が終わります。
 
金融業界での成功と失敗を描いた「ウルフ・オブ・ストリート」とは少し違いますね。
 
この映画ではパパラッチという職種に絞っていますが、他の職業においてもこのような話はあるでしょう。
 
確かに自分でお金を稼ぐ・起業して成功する中で、ルイスのような常軌を逸した行動を行うことで素早く上のレイヤーに行くことができるかもしれません。
 
しかし、僕はこのような方法論で成功して上位のレイヤーに行ったとしても明るい未来はないと思っています。
 
なぜなら今の社会は信頼>お金の時代だから。
 
一時お金を手に入れることが出来ても、モラルの欠けた行動をとって手に入れた一時の成功は、信頼が付いてこないのでいつかボロが出てしまうと思います。
 
お金よりもまずは信頼を積み重ねることで、お金は後から付いてきます。
 
この映画の例で言えば、モラルや法を犯してユーザーが食いつく動画を撮る方向に行ってしまうのではなく、まずはメディアの在り方・役割を考え、モラルを犯したメディアを排除し正当性のあるメディアを提供するようなサービスを作る方が信頼を得ることができ、最終的にお金につながるかもしれません。
 
実は、2018年5月26日にイーロンマスクがメディアの公平性・信頼性を判断するサイト「プラウダ」を作ると言いました。このような考え方に近いですね。
 
これについてはまた別の記事でまとめたいと思います。
 

まとめ

この映画そのものも普通に楽しめますが、現社会と対比すると深く考えさせられる映画になっています。
 
果たして、ルイスのような行動を取って成功するのが正解なのか。
 
是非「ナイトクローラー」を見てみて自分なりの解釈を与えてみてください!
 
 
 
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