こんにちは!
日本でECと言えば必ず名前の挙がる川添氏が新しく本を出版されました!
「実店舗+EC」戦略、成功の法則!
この本では、川添さんのキャリアと共に培われてきたECを加速させる上での取り組み方や苦労したことが赤裸々に述べられています。後半では、様々な企業のEC担当者との対談形式のコラムが組まれており非常に興味深い内容になっています。
僕自身駆け出しのEC担当者ということもあり、苦労することが多いので非常に勉強になりました。
この記事では、この本を読んで学んだこと気付き等をまとめていきます。
Contents
経営層・関連部署を巻き込みながらも権限移譲してもらう
ECを始める・促進させる上で、非常に大きくぶつかるのが既存の部署との既得権益だったりしますよね。しかし、そのような状況でも経営者からの期待は高かったり。
関連部署や周りからの当たりは強い中で、期待もされているというなかなか難しい立ち位置になりがちなのがECの部署です。
そこで川添さんは1つのヒントをくださっています。
それは、「実店舗運営サイドから見たEC・ウェブ関連部署のイメージ」と「見落としがちな特徴」です。実際に見ていきましょう
実店舗運営サイドから見たEC・ウェブ関連部署のイメージ
・ラクに売り上げが取ってこれる。数人で回せる。
・ECの売上が増えるとリアル店舗の売上は減る
ここらへんは本当に先入観のある部分ですよね。ウェブだからラクに少人数で売上取ってこれるというのはかなり違います。お客様の目に見える部分は確かにそうですが、裏でのシステムの話や物流の話も含めると相当な人が動いているんですよね。それがECの実態です。
もちろん実店舗に比べるとオートメーション化しやすくて人数は減るでしょうが、圧倒的少人数でできるというのがなかなか勘違いされやすいところであるようです。
また2つ目のEC売上アップがリアル店舗売上減少につながるというのも非常に良くある考え方ですよね。しかし、実際に見てみると自社ECを立ち上げたことで実店舗の売上が上がった例も多いです。
お客さんの購買行動は様々なチャネルを通して横断的に行われているので、すでにAmazonやメルカリで見て実店舗で買ったりしてるんです。そんな中自社EC立ち上げたら実店舗売上減る!というのはナンセンスですよね。
見落としがちなECの特徴
ブランド全体の売上が好調であれば自然とECの売上もその好調につられてしまう。
これは注意しなければいけないところですよね。ECの純粋な成長率を見たいなら、ブランドの好調トレンドは取り除いて考えなくてはいけません。また逆もしかりでECが不調な理由を探る時にブランドのトレンド要因も一緒に合わせて考えてしまうと本当の改善点が見つからないかもしれません。
EC担当者が持っておくべき3つの心得
最後に、川添さんが挙げているEC担当者が持っておくべき6つの心得のうち3つを紹介したいと思います。
ECは小売りである
当たり前の話ですが、ECは小売りです。だから最終的には利益をあげることが目的になります。ECをメディアと捉えてコンテンツマーケティングやブランドサイトへの誘導・SNS運用などに取り組むのも重要ですが、最終的には小売りとしての利益責任が課されていることを忘れてはいけません。
EC事業部単位でPLを作れ
EC事業部の予算や売上はブランド事業部につくことが多く、EC事業部内で管理されていないことが多いようです。これは、EC化を促進させる上では非常に動きにくいのです。ECはウェブの世界です。週次単位でPDCAを回すためにもEC事業部内でPLを持ちましょう。
社内交渉・社外パートナーとの関係を保つ
ECを促進させる上で最初に壁となるのが、社内。社内の既存部署にとってEC部は邪魔な存在と考えられてもおかしくありません。そこで非常に重要なのが社内交渉になってくるのです。また外部パートナーの選定と協力も非常に重要ですよね。
まとめ
ここでは本の一部しか紹介していませんが、駆け出しのEC担当者としては非常に勉強になりました!また、後半の対談コラムはこちらでは取り上げませんでしたが、非常に勉強になるのでオススメです。
是非ECこれからはじめるよ、という方は読んでみてください!
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