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【書評】「amazon 世界最先端の戦略がわかる」でamazonが徹底的にまとめられていてびっくり。

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こんにちは!

誰もが知っていて、誰もが普段から使っているAmazon(アマゾン)。

しかし、本当の意味でアマゾンという企業を知っている人は少ないのではないでしょうか?

アマゾンをただのネット通販企業だと思っていませんか?

アマゾンが驚異的なスピードで成長し続けることができた仕組みはどこにあるか知っていますか?

そんなアマゾンの知られざる全貌を明らかにしたのがこの本

”世界最先端の戦略がわかる amazon”

なのです!

この本、まさにアマゾンで高評価を獲得しており、経済学カテゴリーでベストセラー1位になっているのです。

アマゾン側の恣意的な操作ではないですよおそらく笑

 

この記事では、”世界最先端の戦略がわかる amazon”を読んで学んだアマゾンの経営手法についてまとめていきたいと思います。

 

Contents

キャッシュ・コンバージョン・サイクルがマイナス

CCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)というのは、顧客から代金を回収するまでの期間です。

アマゾンは驚くべきことにこのCCCがマイナスなんです。

マイナスってどゆこと!?

そう、普通に考えればマイナスなんて考えられないですよね。

しかしアマゾンはなんと‐30日のCCCで経営を回しているというのだから驚き。

つまり規模が拡大すればするほどお金が手元に入ってくる仕組みが出来上がってしまっているんです。

ではなぜこのような仕組みが作れるのでしょうか?

これには様々な要因があります。

例えばアマゾンプライムビデオ。アマゾンプライムビデオでは基本的に年会費を払ってからサービスがスタートします。

そのため、顧客がサービスを使用する前にお金が入ってきます。

 

また、アマゾンマーケットプレイスでも驚異的なCCCを回しています。マーケットプレイスとは様々な企業個人がアマゾン内で商品を売れるプラットフォーム。

ここでは、一旦お金がアマゾン側に入り、そこから手数料を除いた分を出店者側に払うので、その期間は多量のマネーがアマゾン側に残る仕組みとなっています。

 

このように多角的に展開する様々なサービスの中でCCCをマイナスにする仕組みが作り上げられているのです。

普通の企業であればCCCはプラスなので、規模が大きくなればなるほど必要なキャッシュも多くなり成長しているのに資金繰りが厳しくなることが多いんですよね。

そこを見事にブレイクスルーしているのがアマゾンの経営なんですね。

 

実はAWSが一番の稼ぎ頭

アマゾンと言えば、ネット通販・ECのイメージが強いと思いますが、実は一番利益を上げているのはクラウドサーバーサービスのAWS(アマゾン・ウェブサービス)なんです。

また一番の成長率を誇る事業でもあるので、利益だけでなく売上規模も通販事業を抜く未来があるかもしれません。

そもそもこのAWSなぜ始まったのかというと、当初アマゾンの通販事業を拡大するにあたり大規模なサーバー設備が必要だったそうなんです。

そこで大規模投資を行い、サーバー設備を作り上げた。

しかし、この技術を別の会社にも提供してあげれば良いのではないか?となり、そこからクラウドサービスとしてAWSがはじまったそうなのです。

AWSはグローバルに展開するサービスであるためサーバーのシェアという仕組みと非常に親和性が高いんです。

というのも、日本だけであれば夜の間は企業活動が行われないのでサーバー負荷は減ります。時間帯によって大きな波があるんですね。

しかしグローバルに展開していれば、その時間帯に昼であるアメリカの企業にサーバー容量を使ってもらえば良い

また、通販事業など他の事業で得た知見やデータをAWS上に活かし、AWSを利用している企業が様々なデータを活用できるようになるのも魅力ですね。

品質という意味でも保障されているのがCIAも使っているというところ。秘密保持機関であるCIAがIBMとの契約を打ち切りAWSを使い始めたというから品質のお墨付きをもらったようなもんですね。

 

再生エネルギー事業への参入

さらに驚きなのは、このAWSで使用する電力エネルギーを自社で開発した風力・太陽光エネルギーでまかなっているところ。

現在はAWSで必要な電力エネルギーのうち40%ほどを自社再生エネルギーでまかなっており、最終的には100%を目指しているといいます。

おそらく、AWSの電力を超えるエネルギーを生成できるようになれば、それを他の企業に供給し、お金をもらうビジネスを始めるでしょう。

自社のビジネスにつながるモノは全て内製化し、知らないうちに他の産業を恐怖に陥れるのがアマゾンなのです。

 

amazoning・amazonedという英語

amazoning・amazonedという英語がアメリカのオンライン辞書に載っているらしいのです。

これらは、

amazoning=他を圧倒している

amazoned=絶滅させられた

という意味だそうです。

これはまさにアマゾンの勢いを象徴している言葉ですね。

 

アマゾンダッシュボタン

アマゾンダッシュボタンは、ボタン一つであらかじめ決められた商品がアマゾンから届くというもの。

これにより、ユーザーはわざわざアマゾンのサイトを訪れることなく簡易的に注文をすることができるんです。

しかし、これによってメリットを被るのはメーカー側です。一度、アマゾンダッシュボタンを買われてしまえば、ブランドスイッチはほとんど起きにくく、顧客の長期囲い込みが可能になります。

メーカーがアマゾンダッシュボタンで自社の商品を設定できるよう、アマゾン側にバックマージンを払っているのではないか?とも言われています。

 

金融貸付を行うアマゾンレンディング

なんとアマゾンは企業に対して金融貸付も行っているのです。

アマゾンマーケットプレイスを利用する企業に対して、適宜金融貸付を行います。

金利は一般的な融資よりも高いのですが、それでも利用する企業が後を絶たないと言います。

その秘密は審査のスピード感

アマゾンは企業の日頃の販売情報をトラッキングしているのでそれに基づいてある程度の審査が可能です。

普通の融資では過去の決算書などから長い手続きを経て融資が行われますが、アマゾンの融資サービスでは日々の販売状況から融資判断が素早く行えるのです。

 

アマゾンゴーの本当の狙い

アマゾンゴーは、アメリカで実験的に始まった無人コンビニ。

各所に防犯カメラが設置され棚にもセンサーが設置され、ユーザーが商品を手に取ったり置いたり、カゴに入れたりした情報を即座に収集します。

そのままコンビニを出るとアマゾンゴーのアプリに会計情報が表示され、アマゾンに登録した決済情報から勝手に決済されるのです。

非常に便利であり、各地で問題になっているコンビニの人手不足問題を解消できる画期的なシステムです。

しかし、このサービスアマゾンの本当の狙いは、自社のアマゾンゴーを広く展開するというよりもプラットフォーマーとしての展開ではないかという憶測が漂います。

つまり、このアマゾンゴーという枠組みを様々なコンビニエンスストアチェーンに提供し、マージンをもらうというもの。

これによりコンビニの無人化は一気に加速するでしょう。

決済はアマゾンのシステムを通るので、今までは把握できなかったリアルの購買状況もアマゾンが掌握することになるのです。

 

ドローン基地を空に作る!?

アマゾンの配達をドローンが行う実験的な試みが行われていますが、このドローン基地をなんと空に作る予定だというのです。

母艦のような形で、空に浮かぶドローン基地。なんだか映画で観るSFの世界がすぐそこまで迫っているのですね。

もう既に特許を出願しており、実現も遠くないそうです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

アマゾンをただのネット通販企業と侮っていてはアマゾンに飲み込まれます。

アマゾンのビジネスから目が離せません。

他にも様々な情報がたっぷり詰まっている”世界最先端の戦略がわかる amazon”

是非読んでみてください!

 

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