世界的なマーケティングカンパニーとして非常に有名なP&G
P&Gは、職種別採用を推進しており若くからブランドマネージャーという責務を全うできる会社として多くの若者から人気があります。
P&Gは人材輩出企業としても有名。P&Gを卒業した人達は、現在様々な業界で活躍されています。
この記事では、そんなP&G出身者の中でも尊敬している人のオススメ書籍を紹介していきます!
P&G出身者の書籍は、マーケティングの基礎知識から応用まで幅広く学ぶことができるので非常にオススメです!
Contents
森岡毅氏のオススメ書籍
森岡毅氏は、P&G出身者として最も有名な方と言っても過言ではないのでは?
彼がUSJを見事V字回復に導いたことで、P&Gのマーケティング力の強靭さを世間が知ることになりました。
森岡さんは、P&Gを辞めた後USJをV字回復に導き、現在は自分で「株式会社刀」というマーケティングプロフェッショナルカンパニーを経営されています。
彼の書籍は本当にオススメで、マーケティングに関わる人なら是非読んで欲しい!
USJを劇的に変えた、たった1つの考え方
マーケティングの基礎について本当に分かりやすく教えてくれる名著です。
マーケティング歴が長い人でも初心に戻るという意味で是非読んでいただきたい。
マーケティングを取り上げている本の中でトップレベルに分かりやすく、学びが多いです!
マーケティングの本というと堅苦しいフレームワークを使った説明ばっかりだったりするんですけどそんなことは全くない!!
圧倒的に良すぎて自分の備忘録のためにもまとめ記事書いてますので是非こちらも見てみてください。
苦しかった時の話をしようか
森岡毅氏が、実の娘に対して書いた「キャリア・将来」に関する話を書籍にしたのがこの「苦しかった時の話をしようか」。
森岡毅さんが実際に歩んできたキャリアを基にキャリア論が語られます。
森岡さんは「うまくいっているときほど自分の心地よい”均衡”を意図的に壊さねばならない」と言います。
たしかに上手く仕事がまわっている時は、どうしても心地よく、その場を離れたいとは思いません。
しかし、コンフォートゾーンから抜けない限り本当の意味の成長はありません。
自分のキャリア・将来を考える上で非常に有用な本なので是非読んでみてください!
森岡毅氏の書籍に関してはこちらの記事でまとめていますので良ければ合わせて見てみてください。
理系のマーケターには確率思考の戦略論も非常にオススメです!
足立光氏のオススメ書籍
足立光さんは、森岡毅さんの4つほど先輩。
足立さんは、アメリカ生まれ。日本企業がノリにのっていた時期に外資系メーカーであるP&Gに入るという決断をしました。
今でこそP&Gは世界的にマーケティングに強い会社で学生にも人気がありますが、当時はそれほど知名度もありません。そんな中P&Gを選んだのは先見の明があったのでしょう、とにかく素晴らしい。
そしてP&Gで8年ほどマーケティングの実務を行い、その後戦略コンサルタントに転職。6年ほどコンサルティングファームに在籍した後は、また事業会社に戻ります。
経営が破綻しており赤字を垂れ流していたヘンケルへ。
ヘンケルでは、赤字の黒字化に成功し10年ほど在籍。
ずっと外資畑で働いてきた足立さんは、日本企業で働いてみたいという思いから、日系アパレル企業のワールドへ。
ワールドでは海外事業本部長として、こちらも赤字を黒字化へ導きます。
しかし、日系企業の旧態依然とした文化が合わず2年ほどで退職。こうして、当時世間から罵詈雑言を浴びさせられていたマクドナルドへと移っていくことになります。
日本マクドナルドのCMOとして最悪の状況をなんとか打破し、見事マクドナルドをV字回復。そして新たなステップとして現在はポケモンGOの開発等で有名なナイアンティックへ移っています。
足立光さんは、
仕事が上手く回りだしたら成長していない証拠
という言葉を残しています。それを体現するように様々な企業を黒字化させた後は転職しています。
そんな足立光さんの書籍「劇薬の仕事術」がオススメ!
足立光さんの破天荒な面も垣間見える本書ですが、挑戦的な姿勢とパートナー・顧客・社員全てのステークホルダーの感情を動かし味方に付けていく仕事のスタイルは脱帽です。
また、常に挑戦心を持ち続けている足立さんは常に自分を修羅場に置くことを意識していて、社内でもどんどんチャレンジングな仕事を取りに行き、企業が安定軌道に乗ってきたら別の会社に移るというようなことを行ってきています。
自分も現在コンフォートゾーンに入ってしまっているのではないか?とハッと考えさせられました。
こちらの記事で詳しくまとめているのでよければ見てみてください!
西口一希のオススメ書籍
西口さんはおそらく足立さんと同期?
P&Gを卒業後、ロート製薬を経てロクシタンジャパンの社長を務めました。その後スマートニュースの執行役員に就任。
足立光さんと同様に外資系会社の日本社長を務めながらも、今まで経験したことのないITベンチャーにジョインしているところがスゴイ!
素晴らしいキャリアを描いていながら、肩書を気にせず挑戦的な環境に飛び込む姿は本当に憧れます。
今でこそP&Gはマーケティングカンパニーとして非常に人気が高いですが、現在最前線で活躍する彼らが就活していた当時は日本企業が世界的に見ても時価総額上位。
そんな状況でP&Gという挑戦的環境に飛び込んだのだから元々そのようなマインドを持っているのでしょう。
そんな西口さんが2019年に出された本が「顧客起点マーケティング」
この本は、西口さんが実際にP&G時代から実践してきたN1マーケティングを中心にまとめられています。
当たり前ですが、N=多数の調査から得られる結果は平均値であり、最大公約数でしかありません。これでは、人の心をとらえるような商品開発もマーケティング活動も難しいと思います。
マーケティングでは、N数が担保された大規模定量調査が根拠として重視されていますが、そんな旧態依然とした調査方法じゃ顧客の心を動かす結果は得られないんです。
西口さんは本書の中でスティーブ・ジョブズの発言を引用しています。
美しい女性を口説こうと思ったとき、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?そう思った時点で君の負けだ。ライバルが何をしようと関係ない。その女性が本当に何を望んでいるのかを、見極めることが重要なんだ。
規模の経済を効かせることの出来る時代は終わりました。既存の延長線上ではなく、新たなアイデアを創出しなくてはいけません。そのためN1調査、顧客起点で徹底的に考えることが必要なのです。
ニッチなのではないか、特殊なのではないか、と不安になる場面こそが強い「アイデア」の手前にいると信じましょう。
全員にうけるプロダクトなんて結局誰にもうけないもの。ニッチなのではないかという不安を大切にしましょう!
P&G出身者が著者のオススメ本 まとめ
まだまだP&G出身者の書籍はありますし、これからも多くの書籍が出版されることでしょう!
P&G出身者の影響力は非常に大きく、これからも目が離せません。
最近のマーケティングはWebマーケティングを中心に手段が議論されることが多い気がしています。
本来、初心に戻って顧客を徹底的に見つめ直すべきところなのに手段が先行してしまっていることが多い。
そんな時は、森岡さんの「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」や西口さんの「顧客起点マーケティング」を読んで、顧客志向の考え方を思い出しましょう!
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