先日,アドラー心理学の概念を対話式で教えてくれる
・嫌われる勇気
という本を読みました.
(いまさら?笑)
名前は知っていたのですが,特に読もうともせず,父親の本棚を漁っていたところ出てきたので読んでみました.
ふむふむ,名著と言われるだけあって非常に刺激的な内容でした.
なんか,週に4冊本を読んでいると,
だれでも言えるような抽象的な話や薄っぺらい話は刺激的でないので記憶に残らないんですね.
だから,やっぱり本の内容としては突拍子もないような刺激的な内容が良い!!
え?そんな概念あったんだ!?みたいなやつ
ベストセラーになるようなビジネス書や自己啓発書は大抵そのような内容がいくつか盛り込まれている気がします.
嫌われる勇気で僕的に刺激的で重要だなと思ったのは以下の3つかな
・原因論⇒目的論
・嫌われる勇気(題名にもなってますね)
・ダンスを踊るように生きる
原因論⇒目的論
やはりこれが一番アドラー心理学の真髄とも言える概念ではないでしょうか.
アドラーと比較されるフロイトの考えだと,全ての事象には必ず原因が存在します.
しかし,アドラー心理学ではこれを真っ向から否定します.
人は原因の元に行動するわけではなく,目的があるから行動するのだと.
たとえば,フロイトを初めとする一般的な心理学の立場からすると,引きこもりはある種の人間関係のトラウマから来る行動だとします.
しかし,アドラーはトラウマを徹底的に否定します.
引きこもりは,人と会わないで済むという目的を達成する行動だとします.
つまり,自分次第で状況は変わるということですね.
他にも例をあげるなら,アガリ症の人がいるとします.
フロイト的に言うとこの人は,人前での失敗の経験や恥ずかしさを原因としてアガリ症になっているとします.
しかし,アドラー的に言うと,この人は人前で失敗することを恐れておりそれを避けるための言い訳としてアガリ症を作り上げているとするのです.
つまり,本来の自分にはなんら問題はないけど,アガリ症だから失敗してしまったという理由付けのためにアガリ症になっているのです.
少し話が複雑になってしまいましたが,
とにかくアドラー心理学では目的がまず存在するという考え方をするのです.
これのいいところは,まず自分が変われば現状も変わるということですね.
トラウマという言葉に囚われている限りなにも変わりません.
嫌われる勇気
これは題名にもなっているので取りあげないわけにはいかないでしょう.
ここで言うのは,他人の課題と自分の課題を分離させるということです.
自分が干渉できない他人の課題に関しては気にしてもしょうがない.
気にし続ける限り,幸福は訪れないとしています.
たとえば,
自分の見た目が物凄い気になる人
自分の見た目をどう感じるかは他人の課題なのでそこを気にしすぎてもしょうがないのです.
だからこそ他人が自分を好きか嫌いかは他人の課題です!
それを気にしないで嫌われる勇気を持とうよというのがこの概念の言わんとすることです.
積極的に嫌われようとするわけではありません.
嫌われないように生きていては,常に他人の課題を生きていることになります.
それでは,いつまでたっても自分の幸福には到達できないという概念です.
ダンスを踊るように生きる
これは非常に僕も大切にしている考えの1つ!
ここで言おうとしているのはこの本のぎゅっと詰まってます.いい本なので是非!
・今ここに集中すれば,うまくいく
そして,それについての記事も書いているので是非見てみて下さい!
ダンスって,何かの目的のために踊るというより,今を楽しむためにダンスしますよね!?
人生もそれと同じように生きるべきなのです.
目標を掲げるなとはいいません.目標は必要です.
ただ,その目標に囚われて今を楽しめない,今に集中できないようだと本末転倒なんです.
目標は必要ですが,その目標に向かって進んでいる過程を楽しみながら生きる.
そんな生き方って幸せですよね.
初めてアドラー心理学に触れて,刺激を受けました.
他にオススメのアドラー心理学の本がある方は教えて頂けると嬉しいです!
是非アドラー心理学について理解を深めて人生を有意義なモノにしましょう!
ちなみにオススメの自己啓発書をこちらにまとめているので良かったら見てみてください!
アドラー心理学を理解する 私的ポイント3つ!!
先日,アドラー心理学の概念を対話式で教えてくれる
・嫌われる勇気
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」...
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