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【書評】「イシューからはじめよ」から学ぶ!問題解決のステップ!

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こんにちは!
 
学生の頃オススメされて読んで、最初全くピンと来なかった「イシューからはじめよ」!!
 
  
今回、社会人になりもう一度読んでみたところ・・・
 
なんだか前よりぐっと分かったような気がするぞ!!
 
まだまだ完璧に分かったとは言えませんが、課題の本質を見極める必要性について深く考えさせられました
 
ということで今回は、そんな名著「イシューからはじめよ」についてまとめたいと思います。
 
実は、この著者安宅さんは最後にこんなことを述べています。
 
❝「内容はそのとおりだとは思うが、腹に落ちた、真に理解した、という感覚になれない」
という感想もある。
そう言う人には、僕は次のように伝えている。
 
「僕は今、自分にできる限りの深いレベルまで、知的生産におけるシンプルな本質を伝えた。あとは、あなたが自分で経験する以外の方法はないはずだ」と。
 
結局のところ、食べたことのないものの味はいくら本を読み、映像を観ても分からない。自転車に乗ったことのない人に乗った時の感覚は分からない。
 
恋をしたことのない人に恋する気持ちはわからない。
 
イシューの探求もこれらと同じだ。
 
 
実際に学生の時に読んだときは全く言っていることが腑に落ちませんでした。
 
しかし、時を経て実際に解決しようにもなかなか解決することができない問題課題の経験をしたことにより、ある程度の理解ができたのだと思います。
 
だからこの「イシューからはじめよ」は最初読んでみて分からなくても、何かビジネスや研究において壁にぶつかり生産性が落ちているなと感じた時にもう一度読んでみてください
 
さてさて、前置きが長くなってしまいましたが「イシューからはじめよ」で取り上げられている問題解決のステップについてまとめていきたいと思います。
 

Contents

脱「犬の道」

「イシューからはじめよ」では、まず漫然と仕事をしていたら通ってしまう「犬の道」について取り上げています。
 
犬の道について考える前に、まず仕事の進め方について見ていきましょう。
 
数ある仕事の中には、必ず意味のある仕事とさして意味のない仕事がまぎれていますよね?
 
そんな仕事はどうやって見分けるべきでしょうか?
 
筆者はイシュー度と解の質という二つの軸で判断すべきだと言います。
 
 
イシュー度とは、「自分の置かれた局面でその問題に答えを出す必要性の高さ」と定義しています。
 
解の質とは、「そのイシューに対してどの程度まで明確な答えをだすことができるかの度合い」と定義しています。
 
個人的には、このイシュー度「自分の置かれた局面でその問題に答えを出す必要性の高さ」はさらに7つの習慣で取り上げている重要度×緊急度のマトリクスで考えることができると思っています。
 
 
 
イシュー度の高い問題を特定し、さらにそこからそのイシューに対して明確な答えを出すことができるかを軸に問題を絞ります。
 
明確な答えが出ないように予測される問題を考え続けても悩みにつながってしまいます。
 
しかし、だからといって、イシュー度の低い仕事をこなしまくっても結局生産性の高い仕事はできません。
 
このような解決しやすいけどイシュー度の高くない問題に取り組みまくる道を「犬の道」と呼び、このような状況に陥ることが多いと言います。
 
 
まずは、現在自分が置かれた状況においてイシュー度の高い問題を見極め、さらにその中から明確な答えを出せそうな問題に取り組みましょう!
 

問題解決のステップ

犬の道を歩まずにイシュー度を見極めることの重要性について理解した上で、どのように問題解決を行っていくかのステップについて簡単解説していきます。
 
「イシューからはじめよ」では5つのステップで問題を解決していくと言います。
 
STEP1:イシュードリブン(解く前に見極める)
STEP2:仮説ドリブン①(イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる)
STEP3:仮説ドリブン②(ストーリーを絵コンテにする)
STEP4:アウトプットドリブン(実際の分析を進める)
STEP5:メッセージドリブン(伝えるものをまとめる)
 
 
この中で個人的に特に大事だなと思うのは、STEP2までなのでSTEP2までを取り上げていきます。
 
他のSTEPに関しては時間があればまた追記していきたいと思います。
 

イシュードリブン(解く前に見極める)

問題解決のフローに入る前にイシューを見極めるのが重要だというお話をしてきました。
 
しかし、このイシューを見極めるというのが非常に難しい問題ですよね。
 
さきほど、7つの習慣で取り上げられていた重要度×緊急度というマトリクスで判断できるというアプローチをお伝えしました。
 
これも一つのアプローチであると個人的には思っているのですが、「イシューからはじめよ」では良いイシューの条件として以下のものを挙げています。
 

本質的な選択肢になっている

そのイシューを解いた時に果たしてインパクトがあるものなのか。
 
その結論によって大きく意味合いが変わるものでなければイシューとは言えません。
 
一見イシューのように見えても、その局面で答えの出す必要のないもの答えを出すべきでないものは多いと言います。
 
イシューらしいものが見えるたびに、本当に今それに答えを出さなければならないのかを見極めていく必要があります。
 
さらにこれがイシューだと思ったら、そのイシューの主語を確認してみましょう!
 
「誰にとって」という部分の主語を変えても成り立つイシューはまだイシューとしての見極めが甘い可能性が高いです。
 

深い仮説がある

イシューには仮説がつきものです。
 
Aという市場はどんな市場だろうなどといった問題はイシューではありません。
 
例えば
Aという市場は、現状縮小傾向にあるが、今後拡大していく可能性はあるかというような仮説にたったものがイシューとなります。
 
これでもまだまだ、浅い仮説かもしれません。
 
Bの原因でAという市場は拡大していく可能性があるか、などといった仮説になるとさらに深まります。
 
深い仮説になればなるほどイシュー度は高く見極めができているということになります。
 

仮説ドリブン①(イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる)

イシューを見極めたら、続いてはそのイシューを分解するフェイズに入ります。
 
多くの場合、イシューは大きな問題なので、いきなり答えを出すことは難しいパターンが多いです。
 
そのため、そのイシューを答えの出せるレベルまで分解し、分析・検証できるサブイシューまで落とし込みます。
 
これにより、部分ごとの仮説が明確になり、イシューの解も明確なものになります。
 
分解する上で重要なのは構造の切り分け方。
 
例えば、卵の健康に与える影響は悪いか良いかをイシューとした場合、黄身と白身に分けて分解することが考えられます。
 
しかし、これをスライスエッグのような切り分け方をして分解してしまったらどれも似たようなサブイシューが出来上がってしまいます
 
どちらにしろMECE(モレなくダブりなく)なのですが、イシューを分解する上では大きな差があります。
 
本当に切り分けるべき構造に目配りして考えましょう!
 

まとめ

いかがだったでしょうか?
 
実際にイシューを見極めそれを分解して仮説検証の段階まで行けばそのあとはそれほど大筋を外すことはないと思います。
 
イシューを見極めるという行動。
 
個人的にはまだまだ出来ていませんが、仕事を進める上で着実に身に付けていくべき行動だと思っています。 
 
是非イシュー思考を身に付けるために「イシューからはじめよ」を読んでみてください! 
 
こちらの安宅さんブログに元ネタが載っていて深く納得できるので合わせて見てみてください!
 ちなみにオススメのビジネス書・自己啓発本を「厳選25冊!年間200冊読んだ中で本当におすすめできるビジネス書・自己啓発本!」にまとめているので良かったら見てみてください! 
 
 
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