”インスタカート”というスタートアップ企業をご存知でしょうか?
今アメリカのスタートアップ界隈を賑わせているノリに乗ってる企業です。
インスタカートとは
インスタカートのビジネスモデルは非常に単純。
従来は自分でスーパーに買いにいかなくてはならなかった生鮮食料品を別の誰かに配送してもらうというモノ。
現代では、家電・日用品をはじめとした様々なモノがネットで買える時代です。
しかし、なかなか生鮮食品まではネットで買うことができなかった。配送中の保存が難しく配送料が高くついてしまうから。
そこで生鮮食品が欲しいけど買いに行くのが面倒な人と買い物ついでにデリバリーしてお小遣い稼ぎしたい人をマッチングさせるサービスが誕生したのです。
ウーバーイーツの生鮮食品バージョンみたいな感じですね。
アマゾンフレッシュとの差
インスタカートの競合となり得るのはやはりアマゾン。
EC市場を席捲しているアマゾンと言えどもなかなか生鮮食品のECは攻略できていませんでした。
アマゾンが提供するアマゾンフレッシュは生鮮食品のECサービス。
ただこちらはプライム利用料とは別に入会が必要、かつ地域が限られてしまっています。
日本では、月額500円と6000以下の配達時にはさらに500円の配送料が必要です。
一方インスタカートはスーパーで売られている商品の30%の価格設定+デリバリー代が4ドル~6ドルほどかかる模様。
どちらが生鮮食品の宅配市場の覇権を握るか注目です。
インスタカートにとっての追い風向かい風
今、インスタカートにとっての追い風向かい風があります。
追い風は資金調達。つい先日670憶円もの資金を新たに調達しました。
資金が調達できるということは、それだけ企業価値が評価されているという証。
そんな中、2017年にアマゾンがホールフーズを買収した出来事は向かい風でしょう。
元々、ホールフーズはインスタカートにとっての大お得意様。そのホールフーズがアマゾンの傘下に入ったとあっては、いつインスタカートとホールフーズの契約が破綻するか分かりません。
インスタカートとしてはなんとしてでもホールフーズとの契約は継続させたいでしょう。
ただやはりアマゾンはホールフーズをアマゾンフレッシュの拠点に出来ると睨んでいて、それが本格始動しはじめるとインスタカートとホールフーズの契約は破綻すると思われます。
ただ、ホールフーズで取り扱う生鮮食品は全米の2%ほどにすぎないのでそれほど心配する必要はないかもしれません。
今後もインスタカートの動向に注目が集まりますね。
ちなみに日本でもインスタカートと同じようなビジネス”Twidy”がローンチされています。
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